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2025.01.14

第53回日本免疫学会学術集会にて研究成果「Direct exposure of Cry j 1 to nano-sized electrostatic atomized water particles (NEAWPs) significantly reduces the allergenicity in dendritic cell and T cell」が発表されました。

弊社とパナソニック株式会社および麻布大学との共同研究が第53回日本免疫学会学術集会にて発表されました。
 
・発表題目:Direct exposure of Cry j 1 to nano-sized electrostatic atomized water particles (NEAWPs) significantly reduces the allergenicity in dendritic cell and T cell.
・発表番号:WS05-04-P
・発表日時:2024年12月3日
・発表者:岩松 櫻紗(パナソニック株式会社)
 
【研究概要】
本研究では、帯電微粒子水(NEAWPs)を照射することで精製スギ花粉アレルゲン(Cry j 1)のアレルゲン性がどのように変化するかを調べるため、樹状細胞の活性、Cry j 1特異的抗体の結合、およびCry j 1特異的T細胞の反応性を試験しました。
NEAWPs処理したCry j 1は抗体との結合性が抑制されました。また、NEAWPs処理したCry j 1は樹状細胞におけるサイトカイン産生を減少させました。これらの結果から、Cry j 1へのNEAWPs処理は、樹状細胞による過剰な炎症反応と抗原提示を抑制することで、Cry j 1特異的T細胞のアレルギー反応を抑制することを示唆しています。