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2023.01.12

北里大学、岡山大学、麻布大学、岡山理科大学、東京農工大学、岩手大学、京都大学等との共同研究「プロテインA/GベースのELISAを用いた日本のネコにおけるSARS‑CoV‑2抗体の血清学的研究」の論文が2022年12月にBMC Veterinary Researchに掲載されました。

北里大学、岡山大学、麻布大学、岡山理科大学、東京農工大学、岩手大学、京都大学等との共同研究「プロテインA/GベースのELISAを用いた日本のネコにおけるSARS‑CoV‑2抗体の血清学的研究」の論文Serological study of SARS‑CoV‑2 antibodies in Japanese cats using protein‑A/G‑based ELISAが2022年12月にBMC Veterinary Research (DOI: 10.1186/s12917-022-03527-7)に掲載されました。

ネコにおける新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する血清疫学研究結果を北里大学、岡山大学、麻布大学、岡山理科大学、東京農工大学、岩手大学、京都大学等の共同研究チームが発表した。ネコにおける新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗体を検出するために、プロテイン A/G ベースのELISA法を開発した。2020 年 6 月から 7 月に日本の動物病院において1,969 匹のネコから血液サンプルを採取した。9匹のネコにおいてSARS-CoV-2 S1 特異的 IgG存在を確認した。この9つのサンプルのうち、1 つはSARS-CoV-2ウイルスに対する中和活性を示し、SARS-CoV-2 中和抗体の保有率は 0.05% (1/1,969 サンプル) であることがわかった。この保有率は、当時のヒトのそれと一致していた。日本のネコの SARS-CoV-2 の感染状況は、ヒトの感染状況と関連している可能性があることが示唆された。

下記のURLからこの論文の全文を読むことができます。

論文のURL:https://bmcvetres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12917-022-03527-7