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2022.10.18

岡山大学、東京農工大学、麻布大学等との共同研究「純血種の柴犬におけるアトピー性皮膚炎に関連する口腔および糞便微生物叢の評価」の論文がLetters in Applied Microbiologyに掲載されました。

岡山大学、東京農工大学、麻布大学等との共同研究「純血種の柴犬におけるアトピー性皮膚炎に関連する口腔および糞便微生物叢の評価」の論文がLetters in Applied Microbiologyに掲載されました。

Characterization of the oral and fecal microbiota associated with atopic dermatitis in dogs selected from a purebred Shiba Inu colony(日本語訳:純血種の柴犬におけるアトピー性皮膚炎に関連する口腔および糞便微生物叢の評価)と題した最新の論文は、純血種の柴犬におけるアトピー性皮膚炎(AD)関連口腔および腸内微生物叢を研究した。口腔内微生物叢の多様性はイヌでは有意に異なるが、腸内微生物叢では有意差は認められなかった。さらに、示差的存在量分析により、ADイヌの腸内微生物叢中のFamily_XIII_AD3011_groupが検出された。しかし、口腔内微生物叢には細菌分類群は検出されなかった。次にADと健康なイヌとの間の微生物共起パターンの比較により、ADと最も強く関連していた口腔内微生物叢中の細菌がヒト歯周炎と関連しているのに対し、腸内微生物叢中の細菌は嚥下障害および腸炎と関連しているという異なるネットワークが同定された。

下記のURLからこの論文の全文を読むことができます。

論文のURL:https://sfamjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/lam.13828