総説論文「実験動物アレルギー」がアレルギーの臨床の2022年5月号に掲載されました。
実験動物アレルギーは職業病として研究者や実験動物従事者の間で重大な問題となっています。日本において実験動物に日常接している研究者や実験動物従事者の20%の人が実験動物に対するアレルギーを持っていると報告されています。さらに実験動物アレルギーに対するアナフィラキシーも報告されています。実験動物アレルギーのような職業アレルギー疾患において効果的な対策として、アレルゲンに暴露されないようにアレルゲンの制御をおこなうことが重要であります。近年、実験動物施設において動物アレルギー予防のため、様々な調査活動や対策を行なっています。