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2021.11.04

麻布大学、ふじむら動物病院との共同研究「食物アレルギーにおける牛 乳アレルゲンに対するIgE抗体反応性」の論文がJournal of Veterinary Medical Scienceの10月号に掲載されました

麻布大学、ふじむら動物病院との共同研究「食物アレルギーにおける牛乳アレルゲン
に対するIgE抗体反応性」の論文がJournal of Veterinary Medical Scienceの10月号に
掲載されました。

皮膚食物有害反応を呈する犬における牛乳中の精製抗原特異的IgE反応性を解析した。
ELISAにより、皮膚食物有害反応と診断されたイヌ112例のうち33例 (29%) が牛乳特
異的IgE陽性を示した。牛乳特異的IgE陽性症例において5種の牛乳精製抗原特異的IgE
の測定の結果、80%以上の症例がカゼインおよび牛血清アルブミンに陽性を示した。以
上より、イヌにおける主要アレルゲンはカゼインおよび牛血清アルブミンであること
が示唆された。IgE reactivity to milk components in dogs with cutaneous adverse food
reactions(日本語訳:食物アレルギーにおける牛乳アレルゲンに対するIgE抗体反応
性)と題した最新の論文は、食物アレルギー犬における牛乳アレルゲンの反応性につ
いて研究したものです。牛乳成分は、ドッグフードやワクチンに含まれており、感作
される機会が多く存在する。本研究成果は、犬の牛乳アレルギーの予防法や治療法開
発の一助となると期待される。

論文は下記のURLで見ることが可能です。
論文のURL:https://doi.org/10.1292/jvms.21-0162